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尖り過ぎて、ケガしそうな介護看護ITメディア

夜間専門の事業所ってありなんでしょうか?

こんにちは、鎌原です。

 

定期巡回や、夜間対応などなど夜間のサービスはありますが、完全に夜間限定のサービスは存在するのでしょうか?また、認定基準上存在できるのかどうかわかりませんが、あったら面白いなとは思います。

 

利用者さんの中には、夜間にとりわけニーズの高い事例も多くあるわけです。CMさんでも、夜間対応できる事業所を探している方によく会います。

 

夜間業務の難しさは、やはり体力と時間帯の拘束です。登録ヘルパーさんの平均年齢は55歳を超えており、家庭をお持ちの方も多いため、夜間に複数の利用者宅を回ることは難しいのも想像できます。実際に夜間や定期巡回対応できる事業所さんは比較的若い従業員さんが多いように感じます。

 

ふと思ったのですが、学生さん達は日中は学業や諸所活動に忙しい一方、夕方から夜間にかけてはバイトしていたりします。当然若く体力もありますし、UberEatsでも自明なように、比較的長距離でも自転車やバイクで走ることができます。ですから、学生にとって魅力的な時給を提示できれば、夜間対応だけの訪問介護も可能かなと考えたわけです。学生がより気軽にバイトできる介護業界になる仕組みがあると業界が多少変化するかもしれません。

 

2020年度の大学生は約291万人、大学生のうちバイトをする割合は60%〜70%のようなので、ざっくり170万人ほどはバイトしてるはずです。そのうち5%が介護業界で働けば8.5万人です。2025年問題では介護人材は34万人不足すると言われていることを考えれば、8.5万人はなかなかインパクトのある数字です。しかもそのバイトしていた人の内10%でも、卒業後に介護業界に関わることになれば、効果は更に大きいはずです。

 

当然ですが、日本中に学生が均一に住んでいるわけではないのでし、各大学やそのエリアの個別性も高いので、この論理には無理があるのは承知です。ただできない理由ではなく、もしかしたらできるかもしれない可能性を考えるのは面白いですね。

 

berd.benesse.jp

 

旺文社 教育情報センター 2020 年 11 月 2 日

http://eic.obunsha.co.jp/resource/viewpoint-pdf/202011.pdf