コリブロ

尖り過ぎて、ケガしそうな介護看護ITメディア

プログラマーがユーザーと話す必要

こんにちは、鎌原です。

 

前回の記事の続きです。

前回は人間味のあるITという考え方が面白いという話でした。

colibri.hatenablog.jp

 

では、そのような人間味のあるITはどのように開発されるのかというと、プログラマーがユーザーと話し、ユーザーの目線で開発しているITを眺める必要があります。

 

文字にしてみると、当たり前のように感じるかもしれませんが、実際には非常に難しい仕事です。

介護業界でも、利用者様が期待しているサービスを100%提供することは不可能でしょう。提供しているつもりでも、利用者様の要望は絶えず変化します。従って、一時的には要望に答えていても、翌月は要望からズレている可能性があります。

 

ITの開発も全く同じです。ITを導入する際に必ず発生する問題は、ユーザー側と開発側のITに対する知識量の圧倒的な違いです。これは介護業界に関わらず、ほぼ全ての業界で共通です。

 

開発側が「当たり前」と考えてる操作が行われなかったり、他の既存の安価な代替手段を知らない可能性があります。その結果、無理やり一つのソフトで完結しようと開発すると操作が難しくなったり、不要な機能が追加され、高価になったりします。

 

この問題は、ユーザー側にあるよう語られることもありますが、私は開発者側にも多分に責任があると考えています。なぜなら、ユーザーがIT知識が少ないのと同じ様に、開発者もユーザーの現場知識が大きく不足してることがあるからです。

 

筆者はこのような問題の解決策として以下のように述べています。 

そのためには、プログラマーが使用者の側に寄り添って考える創造力を養うことも大切です。その手っ取り早い方法は、プログラムやアプリを開発するプログラマーを自分の設計したプログラムから最も縁遠いと思われる人たちの集団に送り込むことです。そうすれば、「彼らが何を使えないのか、なぜ使いにくいのか」という感覚を明確に理解することができるでしょう。プログラマーの側に自ずと「同理心(共感、シンパシー)」が備わってきます。

 

Colibriもこの考え方の重要性を肌で感じているので、引き続き継続したいと考えています。