コリブロ

尖り過ぎて、ケガしそうな介護看護ITメディア

おでんインタビュー

こんにちは、鎌原です!

 

昨日まで、キックボード営業について書いてましたが、更に昔、学生のころにインタビューしていたころについて、思い出したので書きたく思いました。

 

当時、学生で業界について文字通り何も知りませんでした。

 

ただ、介護看護業界で何かしてみたいと考え始め、早速近所の地域包括にインタビューに伺った所、私達の師匠といえるようなケアマネさんに会いました。

 

というよりも、何もわからず右往左往していた私達をヒョイッと拾って頂いたというのが正しいです。

 

「あなた達、何もわかってないから勉強しなさい!私が教えてあげる!」と言って頂いたのです。

 

そのケアマネさんは、自社内の様子だけではなく、関わりのある複数の事業所へ私達を連れて行ってくれました。(在宅はもちろん、施設系も含め、保険制度上定義されているほぼ全ての事業態にお邪魔しました。)

 

もちろんタダでは伺いません。

普段は業務後の夜に伺います。そのケアマネさんはお邪魔させていただく事業所で働かれている方の分のおでんやおにぎり、豚汁など食事を用意されていて、私達が運びます。文字通り鍋に入れたものを担いで行きました。

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インタビューをする前にはその事業態について勉強はしましたが、やはり緊張します。それは担当者の方も同様で、よくわからない学生からインタビューを受けるとなると、緊張されます。

 

今思い返すと、当時はただただ楽しく活動していたつもりでしたが、そのケアマネさんは私達に食事を運ばせることで、私達が気さくにインタビューでき、インタビューの受け手もリラックスできる雰囲気になることを見越してくれていたのかもしれません。

 

松下幸之助の有名な言葉に「取引先は皆親類にせよ。」というものがあります。

 

あえて斜に構えて考えてみますと、このケアマネさんから見た時、訪問先の事業所の方はもちろん、引いては学生の私達ですら取引先と考えることが可能かもしれません。

 

そしてこのケアマネさんのように、皆親類のような雰囲気に持ち込むことができる能力がずば抜けていると、回り回って強烈な営業スキルになることを学びました。

※念の為誤解無きよう申し上げると、このケアマネさんは100%私達の為に時間を使って頂いてます。

 

既に関わりのある方々、これから関わっていただく方々は、皆親類であるかのような関係性を作り上げたいとColibriは考えてます。