コリブロ

尖り過ぎて、ケガしそうな介護看護ITメディア

ITをビジネスに役に立たせる方法

私ダステ.レミ(レミって呼んでください!)はColibriの共同代表で、アプリ開発担当です。

 

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本日の主役です!(髪は切ってきました!)

フランスのビジネススクール(経営.経済大学)を卒業し、将来なにをしたいのかも明確でないまま米.フランスのオンラインマーケティング専門のITベンチャーに就職しました。一年間様々な大企業のオンラインのプロモーションの企画と、オペレーションの効率化に取り組み、インターネット、アプリ、クラウド、AIを含むITの力に目覚めました。自分が手動で扱っていたデータやエクセルの自動化に取り組み、パソコンとソフトウェアができる仕事をどんどん省いていく毎日にワクワクしました!この最先端のITの力を日本の課題になっている福祉の業界に入れ込んで貢献したいと考え、慶應の大学院を修了後、同期の鎌原と起業することを決意しました。

しかし様々な事業所をまわり、まず気づいたことが福祉業界の多くの方々はITに対して違和感を感じているということでした。現場の責任者は、「仕方ないけど、PCは使わなければならない」、「なんで毎月1立てをPC上にもしなきゃいけないのか。。。まああしょうがないけど」、「私はパソコン嫌いで苦手だから、できる限り紙でやっちゃおう」というパターンがありました。経営者の皆様であれば、「このソフト使いづらいけど、請求に必要だからしかたない」、「この機能があればいいけど、現場の人は使えるだろうか」、「この値段で本当に割に合ってるのか?」など挙げだしたらきりがありません。只、全体としてPC、ソフトウェアに対して不満と邪魔を感じられていることが多いかと思いました。コリブロを通じてそんな悩みに対して参考になる記事を書いていきたいと考えました!

 

仕事が超楽になる、毎日がときめくITを信じること

福祉業界の仕事は人間関係が中心であり、自分はパソコンが苦手など、パソコンの事務作業はこんなもんなんだと妥協することが多いかと思います。私は最先端のアプリを開発するプログラマーやデザイナーと働いた経験があり、うまくITを利用すればどれくらい人生が楽になるか体験したことがあります。ですから、福祉業界の皆さまにはその素晴らしさを体験してなくても、自分の毎日の仕事がアプリなどの力で超楽になることを想像して、信じてもらいたいと思います!今のプログラミングの技術は大変進歩してます。福祉のシフト、請求、給与、利用者の履歴を連動させて、音声入力で経過記録を残し、GPSなどで訪問忘れがなかったかを確認することは可能、いや、当然の時代です。それを前提に、単なる入力作業や、他のソフトに入ってるデータをコピーする作業、印刷されていた情報を手動で入力する作業などは効率悪く社員を不幸せにする「害」だと考えて、ベンダーにそれを解決する方法を考えるように押し付けましょう!パスコンがやれることは、パソコンがやるべき。そう踏まえてITを自分の毎日の仕事を楽にするパートナーに変えていきましょう。


最も会社に役に立つ製品の選びかた

求めている機能を持つソフトが複数あり、ベンダーの営業の資料を比べてもなかなかどちらにするか選べない。我々もアプリ開発、プロジェクト企画、オンラインマーケティングや営業レポーティングに様々なツールを選ぶ際に悩んだりしました。こういう場合はベンダーの特徴や他のユーザーの意見よりも、社内の状況(目標、人、資源)を整理するとソフトの選択が明確になります

例えば、ColibriではプロジェクトマネージメントでTrelloというソフトを使ってます。看板式のレイアウトで、作りたい機能とその進捗度合(リクエスト、作成中、作成終了、試し中、アップデート)を管理してます。他のTo Do List的なアプリは山ほどありますが、とてもシンプルで十分の機能を持つ無料版が使えるというメリットがあり、今のColibriにはちょうど良いと考え、1年前に使い始めました。今でも使い続けて、大満足です!

逆に失敗例が、一時的にColibriのウェブサイトをWixというサイトをデザインするアプリで作ったことでした。介護や看護の事業所から直接話や課題を伺うことに集中すべきであったことに気づかず、きれいなサイトは作るべきものだと考え、そのサービスを購入しサイトを作りました。サイトのマーケティングなどにもあまり力を入れず、最終的にはWixで作ったサイトはほとんど誰にも見られないまま数カ月後に削除しました。

皆様もベンダーが営業資料に見せる機能などに惑わされずに、会社としての目標や資源などを整理することで自分の立場に最もふさわしい製品を見極めていきましょう。

 

トライアル.導入は力を込めて短期間で挑戦する

このアプリでやりたいことは決まってるけど、時間がないから使い始めてない。そういうことはできるだけ避けたほうがいいです。社員にメリットを理解させて導入の道を明確にし、全力で新しいソフトに移すべきです

逆に導入に時間をかけると、ソフト導入の責任者の負担が増えて、既存のソフトでの働き方と新しいソフトでの働き方を同時並行する期間が長くなります。社員のやる気がなくなっていくのに、ソフト導入の責任者が毎日「新しいソフトも使ってね」と他の社員に言い続けるのは言う側も言われる側も辛いです。自分もフランスのベンチャーで働いていた時、会社がSalesforceというクラウド上の顧客管理システムを導入しました。目標は営業活動を営業メンバーで共有すると同時に、会社の実績を一目で見れるようにすることでした。実績は会社が開発していたマーケティングソフトから自動的に吸い上げる予定でしたが、連携がうまくいかない点がいくつかあったため手動でSalesforceにデータを入力することになりました。簡単になるはずだった実績のレポーティングが、二度手間になりました。しかも、会社の責任者は経営に夢中で、社員がものすごい非効率なシステムの使い方をしてることに気づくのが遅くなりました。システム導入は力を入れる覚悟を持ち挑戦しましょう。

 

導入後も仕事の改善を求め続ける

新しく働き方を変えて、慣れたばっかりでいい気分!それでも、気を抜けずに、次の一歩を考え続けることが大事です。次の一歩とは、例えば導入したばっかりのツールのまだ使いこなせてない優れた機能について調べることや、他のベンダーが新しく開発した製品がどういう風に自分の会社の仕事を楽にできるかを調べたりすることです。

先ほどの、開発中の機能を看板式に表示するTrelloに我々は今は大満足ですが、将来エンジニアのメンバーが増えたりして、プログラミングの履歴をもっと細かく保存する必要が生じるかと思います。チームでソフト開発を管理するとなったらAtlassianというソフトがかなり使えると調べをつけてます。

新しいソフトの導入後も同じ勢いで会社の環境とビジネスに約に立つアプリなどへ興味を向け続けましょう。

 

以上です!

 

ご不明な点、またはもう少し詳しく聞きたい点などがありましたら、コメントから是非ご連絡ください。この記事の内容が参考になりましたら是非他の福祉業界の方々にコリブロをシェアしてください!