こんにちは!鎌原 です。
訪問介護には移動が欠かせません。場合によっては移動時間の方が多くなることもあるはずです。自転車や車、バイクなど利用される事業所も多いでしょう。
先日、自転車対自転車の事故に居合わせました。
プライバシーの問題がありますので、詳細は記載できませんが概要だけ。
30代ほどの女性とご高齢の女性の方でした。
交差点の出会い頭で、互いに一時停止をせず、高齢の女性が転倒され、その際に頭部を強打されました。一瞬衝撃で意識がなくなられたようでしたが、「痛い痛い」とうずくまっていました。交差点の真ん中でしたので、まずは道路脇へ女性を運び、流血も止まらないため、すぐに救急車を呼び、ハンカチ等で止血処置をしていました。
事故発生当初は、流血も相まってお二方ともパニックになっていました。
訪問介護事業に携わっていますと、「自分は多くの修羅場をくぐり抜けてきた。」という自負をお持ちの方も多いかと思います。恐らく一般の方と比較すれば、それは間違いないでしょう。
ただし、いざ当事者になると、ほぼ間違いなく正常な判断はできないのも事実です。
訪問介護事業所では、緊急時対応マニュアルなど策定されていると思いますが、実際に運用していくためには、定期的に研修に取り入れるなど体に染み込ませる必要が有るように感じます。
また、緊急事態を未然に防ぐための努力も重要であるように思います。今回の事故も、どちらかが、一時停止していれば防げていた事故です。訪問介護事業ではサービス間の時間が短いケースも多々あります。一度シフトを見返して、安全に移動できる状態になっているか確認するのも予防策としては良いかもしれません。
皆様の安全あっての訪問介護ですから、安全第一でお願い申し上げます。
P.S.警察と消防から当時の様子を詳細に伺いたいとのことで、電話が来ました。ポイントは接触があったのか、あればどちらが衝突したのか、でした。つまり責任の所在を明らかにしたい訳です。被害者でも加害者でも良いことは無い事故ですから、少しでも事故の可能性を減らしたいですね。